中小企業様の海外進出を徹底サポート　技術と経験のシースピリッツです

「シースピリッツ」という社名は、

CHALLENGE
CLIMBING
CROSS-BORDER

の３つの「C」に基づく精神・気概を意味します。常に挑戦する心を保ち、高みを目指し、国境を越えていく、という姿勢のことです。

「日本企業は海外市場に活路を見出すべきである」と提唱されて久しく、また、日本政策金融公庫等のレポートによれば、中小企業の約3割が直接・間接投資、輸出入、技術提携などの形で海外との関係を有しているようです。
一方、これらの取り組みは、各企業の並々ならぬ努力にもかかわらず全てが順調に推移しているわけではなく、様々な課題を抱えていることが、各種の統計やレポートから読み取れます。

海外展開において多くの企業が抱える課題の中で特に重要なものは、（あ）適切な人材の確保・育成、（い）現地での販路開拓、そして（う）現地の規制や基準への対応、に大別されます。
これらの課題は、これから海外進出を図る企業にも当然に当て嵌まることで、或いは、こうした課題に対する不安・懸念があるがために、海外進出を見合わせているケースもあろうかと存じます。
（あ）の適切な人材の確保については、進出現地側の経営幹部や従業員と本社（国内）側の担当者それぞれに言えることです。特に中小企業の場合はこうした人材の確保が容易でなく、同時に、次代を担う若年層の育成も十分ではないと推察されます。
（い）の販路開拓については、現地の市場規模・特徴とのミスマッチングもさることながら、販売戦略・戦術が適切でないことによって市場を逃しているケースもあります。

私は２５年以上に渡り海外ビジネスの経験を積んで参り、上記のような課題を肌で感じてきました。同時に、海外側の日系企業に対する期待と失望という経緯も多く見て参りました。失望とはつまり、本当は日系企業と協力・協業したいのに、本腰を入れて進出してきてくれない、という世界からの想いのことです。
しかし、海外の様々な国を巡り現地の状況を観察すると、まだまだ多くのビジネスチャンスがそこかしこに転がっていることを実感します。高品質で心のこもった製品・サービスの提供は、公平な目で見ても日本の市場の特徴であり、この点で日本の企業が厳しく鍛えられていることは間違いありません。
もちろん、同じレベルの製品・サービスを海外市場で提供することは多くの場合は過剰或いはコスト高となりますが、２者のギャップが大きければ、そのギャップの間に最適な位置を見つけることが可能です。

日本という国は、誤解を恐れずに言えば、多くの地域・国からリスペクトされている、いや、正しくはリスペクトされてきたと確信しています。これは、私たちの先達が、相手側への押し付けや強要を避け、まさに相手側をリスペクトしてきたその見返りとして得られたものでしょう。
しかし近年は、競合国の台頭に伴いそうした期待やリスペクトがやや薄れてきたのは、残念ながら事実です。

中小企業様に対する海外進出支援サービスは、第一にお客様の業績回復・伸長に貢献することを目標と致しますが、その結果として「やはり日本人は素晴らしい」「日系企業と協力して良かった」と相手方からのリスペクトを回復することができ、それをお客様と分かち合うことができれば、これ以上の喜びはありません。

シースピリッツ合同会社
代表　桑原宏之