中小企業様の海外進出を徹底サポート　技術と経験のシースピリッツです

海外進出を成功させるためには、事前に十分な情報を収集し、分析を加えた上で適切な事業戦略を構築しなければなりません。もちろん、定性および定量の２方向からのアプローチが重要です。
事業形態にも依りますが、必要な情報の種類としては以下のようなものがあります。

1) 市場規模や伸長の見込み、競合の存在、市場での貴社商品・技術の位置づけ、顧客・消費者の嗜好、販路の有無や形態など、販売に関すること
2)関税、法人税、付加価値税の存在や税率及び会計制度など、財務に関すること
3)事業許認可、免許、労働基準、製品認証など、法規制に関すること
4)原材料、副資材、運送など、調達に関すること
5)雇用、育成、給与など人事に関すること

いずれの事項も、JETRO等の公的機関が配布している資料、文献、公的セミナー、その他を通じて概略を掴むことは可能です。 あるいは、進出を検討している地域や国の商工会議所、日系の銀行などでも情報を入手することが可能です。
最低限の準備として、こうした公的・半公的情報を入手し目を通しておくことは必須です。

一方で、特に新興国でよく見られますが、文書上の規定に対し実際の運用実態がかけ離れていたり、法規制・税制などが頻繁に変更されたりといった、単発の調査では把握できない状況が存在することにも十分気を付けなければなりません。
結局のところ、真に有用な情報を効率的に収集するためには、やはり経験やノウハウが必要であるということになります。

また、調査倒れになることにも注意が必要です。情報は多いに越したことはありませんが、調査に時間を掛け過ぎたり細部にこだわり過ぎたりすることはビジネス機会の損失に直接繋がります。
何より、朝令暮改の如く状況が刻々と変わるのが、特に新興国の特徴です。
海外市場での競合は、日系企業ではなく欧米・アジアの企業である場合が大半です。これらの国から挑戦してくる競合企業の多くは、事前のリスク分析や対策は程々にし、むしろ運用の中で随時学習・修正していく傾向が強いと思います。

当社では、情報収集ノウハウの提供に始まり、実践から分析まで、貴社の状況に応じた柔軟な支援を提供致します。